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投資戦略レポート

2007年11月12日号

  米国市場の動揺が響く

 先週の東京市場は急激な下げに見舞われました。日経平均株価は5営業日中5日下げる展開。先々週金曜日から6日連続で下げが続く結果となってしまいました。6日連続安は昨年6月以来1年半ぶり。週間の下落幅は937円(5.7%)。6日続落分では1287円(7.6%)下げたことになります。
 急落の原因は米国株の動揺。サブプライムローンにからむ損失拡大から米欧金融機関の債務悪化が指摘され、信用収縮懸念が再び台頭。住宅価格は下げ止まらず、サブプライム関連の損失がどこまで膨らむか分からなくなり、米金融・株式市場では損失の底が見えない恐怖に襲われています。かつて日本が経験したことと同じ状態に陥っているわけです。
 こうした中、原油価格が過去最高値を更新し、穀物価格が急騰したりとインフレ懸念も台頭。米景気の減速懸念から外為市場で「ドル離れ」の動きが鮮明になっていることも市場の不安感を増幅する結果になっています。ただバブル崩壊後の日本と違い金融当局や各金融機関が早めの損失処理に動き出しており、年内の決算で各金融機関の損失が確定すれば悪材料出尽くしとなる可能性は充分あります。

 新興市場は下げ渋りの展開に

今回の急落で日経平均は8/17の年初来安値15273円に接近してきました。先週末のCME日経平均先物が15260円(大証終値比290円安)で終わっており、今週どういう相場になるか非常に重要になってきました。15273円を下回るようであれば再び下値模索の展開になる可能性も考えなければなりません。ただ騰落レシオが72.6%まで低下していることから急反発に転じる可能性も否定は出来ません。
 とはいえ最近の東京市場は弱さが目立ちます。サブプライム問題に対応した米FRBの金利引き下げで米国株が急伸したときも、世界市場では日本株だけが取り残される格好になっていました。もしかしたら03年4月から始まった大上昇相場が終わった可能性も考えられます。TOPIXの月足チャートが3ヶ月連続で24ヶ月線を下回っていますが、こうした形は2000年以降ではITバブルが崩壊した00年10月以降、始めてのケースです。まだ可能性だけとしかいえませんが、注意していた方がいいでしょう。
 堅調に推移していたマザーズ指数とヘラクレス指数もここへ来て急落しています。しかしこれらについては弱気の見方をする必要はないと考えます。両指数ともこれまでの上げが異常だったのです。とりわけマザーズ指数の上げは強烈で、わずか1ヶ月強で6割近くも上昇しました。その調整が暴力的に来たと云えなくもありません。
 マザーズ指数は9/18の安値から10/30の高値までの上げ幅の半値押し水準(798ポイント前後)に近い806ポイントまで売られてから、ヘラクレス指数も上げ幅の半値押し水準(1252ポイント前後)の1240ポイントまで売られてからそれぞれ下げ渋る動きに変わっています。マザーズ指数やヘラクレス指数は昨年1月の最高値からそれぞれ78%、75%売り込まれてから戻してきたばかりであり、最高値に比較した株価水準も前者が29%、後者が30%にすぎません。今年2月26日時点でTOPIXが過去最高値の63%まで戻していることから見ても、上値余地は充分あると考えられます。

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