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投資戦略レポート

2007年10月9日号

  市場には安心感が戻る

 東京市場のムードはかなり良くなってきました。相場にはっきりとした方向性が出ているわけではありませんが、かつてのような弱気一色の状況ではなくなっています。売買代金は活況の目安となる3兆円を下回ったままですが、市場には落ち着きというよりも安心感のようなものが出てきたように思います。
 先週は日経平均株価が280円(1.7%)上昇。5営業日中3営業日が上昇する堅調な動きとなりました。週半ばにかけて上昇したあと上げが一服という動きでしたが、相場の全体像については日経平均だけでは説明し切れない動きとなっています。
 日経平均構成銘柄に採用されている主力株は総じて低調ですが、それ以外の銘柄はしっかりしている、こういう感じでしょうか。先週号でも指摘しましたが、こうした動きは9月最終週の26日から始まっています。売られすぎた銘柄群を見直す動きです。 
 市場ごとに見ますと、マザーズ指数は9日連騰、ヘラクレス指数は8日連騰、そして日経ジャスダック平均は間に1日安を挟んで7日連騰となっており、これまでとは大きく異なった動きとなっています。
 マザーズ指数の9日連騰は04年1月以来の記録で、これまでの最長記録に並ぶ記録となっています。この間の上昇率は36%。ヘラクレス指数も8日間で23%、ジャスダック平均も9日間で12%それぞれ上昇しています。9/26~10/5までの日経平均の上昇率4.0%に比べて怖ろしいほどの上昇です。因みに同期間の東証2部指数の上昇率は4.5%ですが、チャートからは日経平均とは異なり上昇歩調を強めつつあることが窺えます。

  狙い目はやはり売られすぎの新興銘柄

 米FRBが利下げしたこともあって米国株は堅調な動きを見せています。先週末のNYダウは91ドル高の14066ドルと過去最高値を付けた1日以来の水準で終わったほか、ナスダック指数は46ポイント高の2780と01年2月1日以来の高値になっています。S&P500は14ポイント高の1557で取引を終え、7月19に付けた1553を上回り約2ヶ月半ぶりに過去最高値を更新しています。
 先週末の株価上昇は9月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比11万人増と市場予想を上回ったうえ、4年ぶりの減少となっていた8月分がプラス8万9000人と大幅上方修正され、雇用情勢の底堅さが確認されたためです。サブプライム問題など実体経済の悪化に対する懸念が一時より後退したことが好感されたわけです。
 世界的な信用収縮の懸念や政局停滞を嫌気して外国人は3週連続で日本株を売り越していましたが、9月第4週は4週ぶりに買い越しに転じました。買越額は2006億円。NY市場でダウ工業株が最高値を更新するなど欧米市場の株高によって投資余力が高まり、出遅れ感の強い日本株に再び資金を振り向けてきたようです。米国の金利引き下げなどマクロ環境の好転で外国人の日本株買い機運は高まりつつあるだけに、期待したいところです。
 外国人買いが本格化すればかつてのような主力株相場が復活する可能性は充分ありますが、現在の市場エネルギーからみて今後も方向感の定まらない動きが続くと思われます。
 こうした中で狙い目となるのは省資源型の中小型株などでしょう。1部市場が物色難の様相を呈していることもあり、売られすぎた新興銘柄などが引き続き狙い目でしょう。ただ底値からの上昇率がマザーズ市場で36%、ヘラクレス市場で23%に達しているため深追いは禁物。大きく上がったものは押し目を待つ、この戦術が最適ではないかと思われます。

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