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投資戦略レポート

2007年10月29日号

  新興市場には活気が戻る

 東京市場は方向感のない動きになっています。先週は米国株の急落もあり日経平均株価は1週間で309円(1.8%)下落しましたが、急落したところで上げ下げをしながら漂っているといった感じです。国内に買い手掛かり材料がないうえに、外国人頼みの相場展開になっているのが原因でしょう。売買代金も活況の目安とされる3億円を大きく下回った状態が続いています。
 これとは対照的に新興市場には活気が戻りつつあります。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの3市場合計の売買代金は連日1000億円を上回り、2000億円の大台に乗せる日もみられるようになりました。底入れムードが広がってきたことで個人投資家の商いが活発になっています。外国人も買いを入れており、これまでとは相場付きが完全に変わっています。
 先週末の株価は9/18の最安値からマザーズ指数が50%、ヘラクレス指数が33%それぞれ上昇したところにあります。約1ヶ月でこれだけ上昇したことは驚異的ですが、問題はこの大暴騰ともいえる上昇をどう捉えるかでしょう。当社はこれは買われすぎではなく、売られすぎの反動と考えています。この株価水準でもマザーズ指数はライブドア・ショック前の昨年1月高値の33.2%の水準にすぎず、ヘラクレス指数も昨年1月高値の33.3%の水準に過ぎません。
 最高値からの最安値までの下落率はマザーズ指数が77.9%、ヘラクレス指数が75.1%にもなっていました。これは大証修正平均株価(日経平均には連続性がないため代用)の66.6%(90年1月4日高値→02年12月19日安値まで)をも上回る下落率です。先週末の大証修正平均株価(30973円)が最安値から2.36倍上昇しバブル時のピークの78.6%の水準にあることから考えても割高ではありません。米ウォールストリート・ジャーナル紙が日本の新興市場は漸く底を入れたと報道したように、戻りに入ったと見るのが正解でしょう。内容のいいものまで一緒くたに売られたこれまでが異常だったと思います。

   物色の基本は売られすぎ銘柄

 米国株相場が不安定な動きをしていることもあって、外国人の日本株買いにははっきりした傾向は見られません。世界的な信用収縮懸念などを嫌気して日本株売りが続いていたかと思えば、9月第4週からは買い越しに転じ、そして先々週には大幅な売り越しとなっています。欧米株の動向などによって売り買いが変わっている感じです。サブプライムローン問題で米国景気の先行き懸念が出ているうえに原油高などでインフレ懸念も台頭、安全資産へのシフトを進めているとの見方も出ています。欧米市場の投資心理が改善するまでは、外国人のまとまった買いは入らないと見たほうがいいのかもしれません。
 こうした中では、省資源型の中小型株などを狙うのが賢明。地合いが好転しているとはいえ1部市場は基本的には物色難の様相を呈しているため、物色対象となるのは回復色を鮮明にしている新興銘柄などでしょう。ただ銘柄によっては底値からの戻りも大きくなっていますので深追いは慎んだ方がいいでしょう。大きく上がったものは押し目を待つ、この戦術が最適ではないかと思います。また9月中間決算企業の決算発表本格化を受け、好業績銘柄を見直す動きも活発になっています。物色の基本は好業績の売られすぎ銘柄、これに尽きるのではないでしょうか。

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