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投資戦略レポート

2007年10月22日号

  新興3市場の売買代金が2000億円超に

 市場の雰囲気はかなり良くなってきましたと前週号や前々週号でコメントしましたが、強気ムードが出てきたわけではありません。かつてのような弱気一色の状況ではなくなっているという程度の改善であり、相場にはっきりとした方向性が出ているわけではありません。
 先週は日経平均株価が517円(3.0%)下落。5営業日中3営業日が下落する厳しい相場となりました。特に19日はほぼ全面安の展開で、下げ幅が400円に迫る場面もありました。為替の円高が嫌気されたことや、週末のG7(7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議)で為替政策やファンド規制で思わぬ規制が出ることへの警戒感が影響したようです。
 それにしても先週はよく下げました。「ここまで下げるか」と日経新聞に出ていたくらいです。日経平均はフシ目の75日移動平均線をあっさり割り込み25日移動平均線(16754円前後)まで一時割り込んでしまいました。新値3本足は既に陰転。16700円台は一目均衡表の「雲」の上限に当たるなどチャート上のフシが集まっており、そこを死守できるか否かが重要なポイントとなってきたようです。 
 これに対し新興市場には活気が戻りつつあります。ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスの3市場合計の売買代金は連日1000億円を上回っており、19日には2033億円と9ヶ月ぶりに2000億円の大台を超えました。底入れムードが広がり、個人投資家の商いが活発になっています。外国人も買いを入れており、これまでとは相場付きが完全に変わっています。
 先週末の株価は9月の最安値からマザーズ指数が45%、ヘラクレス指数が31%それぞれ戻した水準にありますが、これは買われすぎ捉えるのではなく売られすぎの反動と捉えるべきでしょう。マザーズ指数はいまだ昨年1月高値の33.3%の水準にすぎず、ヘラクレス指数も昨年1月高値の32.8%の水準に過ぎません。
 最高値からの最安値までの下落率はマザーズ指数が77.9%、ヘラクレス指数が75.1%にもなっていました。これは大証修正平均株価(日経平均には連続性がないため代用)の下落率(90年1月4日の高値→02年12月19日の安値まで)が66.6%だったことから見ても割高ではありません。米ウォールストリート・ジャーナル紙が日本の新興市場は漸く底を入れたと先々週報道したように、戻りに入ったと見るのが正解でしょう。内容のいいものまでいっしょくたんに売られたこれまでが異常だったと思います。

   狙い目は新興市場などの売られすぎ銘柄

 世界的な信用収縮懸念などを嫌気して外国人は日本株を売り越していましたが、9月第4週から再び買い越しに転じています。9月第4週の買越額は2006億円、10月第1週は2813億円、第2週は1870億円。欧米やアジア市場の株高で投資余力が高まり、出遅れ感のあった日本株に資金を振り向ける余裕が出てきたことが背景になっているようです。
 しかし先週末にNYダウが366ドル(2.6%)安、ナスダック指数が74ポイント(2.6%)安と急落するなど米国株の先行きに不透明感が増してきたこともあり、今後も買い越し基調が続く保証はありません。米国株の急落は景気の下振れリスクが残る中で原油価格の高騰が続き、金融不安や原油高の影響が実体経済に及ぶのではないかという懸念が高まったためです。
 こうした中では、省資源型の中小型株などを狙うのが賢明でしょう。地合いが好転しているとはいえ1部市場は基本的には物色難の様相を呈しているため、物色対象となるのは売られすぎ感の強い新興銘柄などでしょう。ただ底値からの戻りも大きくなっていますので深追いは慎んだ方がいいでしょう。大きく上がったものは押し目を待つ、この戦術が最適ではないかと思われます。

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