ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

人気ブログランキングへ

投資戦略レポート

2017年9月11日号

 地政学リスクが重荷に

日経平均株価は下値模索の動きになってきました。流れが変わってきたかと思わせる動きでしたが、3日の北朝鮮の核実験を受け、市場は再びリスク回避ムードの強い動きになっています。先週、日経平均株価は5営業日中4営業日で下落、週間で417円(2.1%)安となりました。終値は19274円と4月28日以来、4カ月半ぶりの安値となっています。特に8日は9日の北朝鮮の建国記念日を前に地政学リスクが警戒され、14:00過ぎから円高・ドル安が急速に進み、下げ幅を拡大する展開。先物主導の下げでしたので、短期筋の仕掛け的な売りで下げた面が大きかったように思います。
円相場が岩盤とみられていた1㌦=108円台を割り込んだことで、企業業績を下押しするとの警戒も広がっています。地政学リスクを警戒する動きになっていますので、当面は事態を見守るしか方法はありません。
上場企業の2017年4~6月期(金融と新興企業を除く)は全産業ベースで23.8%増益と予想を上回るものでした。製造業がけん引する形になっており、通期では6.6%増益と最高益を更新の見通しです。1年の4分の1が経過した段階で通期業績を増額修正するのは控える傾向が強いので、通期業績はさらに良くなる可能性があります。ただこれまで指摘してきたように相場は分岐点にさしかかっている可能性もあります。当面は相場の方向性を見極めるだけでいいとみています。

今は動こうにも動けない状態


8日の米国株はまちまちの動きでした。NYダウは前日比13ドル(0.1%)高の21797ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数は同37㌽(0.6%)安の6360で引けています。フロリダ州に接近している大型ハリケーン「イルマ」による影響を見極めたいとの雰囲気が強く、上値の重い動きでした。8月下旬にハリケーン「ハービー」が甚大な被害をもたらしたため、警戒感が広がる形となっています。北朝鮮が建国記念日を迎える9日にミサイル発射などを強行しかねないとの警戒感も上値を重くしたようです。これを受けたCMEの日経平均先物は日経平均終値比114円安の19160円で引けています。今週もこれにサヤ寄せする形で軟調な始まりとなりそうです。
外国人は8月第5週(8月28~9月1日)も日本株を売り越しました。売り越すのは6週連続で、この間の累計売越額は8520億円超にのぼります。8月9日に北朝鮮がグアム周辺へのミサイル発射を計画していると伝わって以降、有事に備えた日本株売りが続いているようです。この週は北朝鮮が発射した弾道ミサイルが北海道上空を通過してJアラートが鳴った週(発射は8/29早朝)ですが、当日下げた後は3日続伸していました。売越額は前の週から半分以下に大きく減少していますが、先週の指数の下げを見ると売りが一巡しつつあるとはまだ言えません。いまは事態の推移を見守るしかないように思います。
決算発表の一巡で買い手掛かり材料が乏しくなっています。地政学リスクも重荷となり動こうにも動けません。こんなときは動く必要はありません。動くのは相場の方向性が見えてからでも遅くはないとみています。
なお9月19日号はお休みさせていただきます。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制