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投資戦略レポート

2016年8月15日号

 官製相場で株価の歪みが増す展開に

東京市場は堅調な動きになってきました。先週、日経平均株価は4営業日中、3営業日上昇、終値は16919円と前週末比665円(4.1%)上昇して引けました。6月1日以来、約2カ月半ぶりの高値です。それまでの方向感のない動きが嘘のような動きです。ただ商いは盛り上がりに欠けています。
夏枯れ相場と言える中での予想を超えた相場上昇。こうした中、市場は日銀のETF買いにどう対処したらいいか迷っています。日経平均をTOPIXで割って算出するNT倍率はこのところ上昇が目立ち、12日は12.78倍と1999年3月以来の水準になっています。ITバブル以来、17年ぶりの出来事です。
日銀が7月29日にETFの買い入れ額を年6兆円に倍増すると決めて以来、指数を構成する225銘柄に資金が向かいやすくなっています。これまでNT倍率が12倍に近づくと割高感から日経平均が売られるケースが一般的でした。日銀の異次元緩和が始まった2013年以降はそれが12倍台に変わりましたが、12日はさらにその上方に上がっています。日銀がETFを買えば相場が上がることは分かりますが、個別企業の実態とかけ離れた水準まで買い上げられているものもあるため、投資家の悩みは深まっています。官製相場で株価の歪みが増しているこの環境下でどう対処するか。投資家はいま考え時に来ているように思います。

 様子見も一法だが、好決算で下げた銘柄で下げ止まりが確認できたのも狙い目

12日の米国株は高安まちまちの動きでした。NYダウは前日比37ドル(0.2%)安の18576ドルと反落しましたが、ハイテク株比率が高いナスダック指数は続伸し、同4㌽(0.1%)高の5232と連日で過去最高値を更新しています。NYダウは7月の小売売上高が前月比横ばいと市場予想(0.5%程度のプラス)に届かなかったうえ、8月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が市場予想を下回ったことが響きました。NYダウなど主要な株価指数が前日に揃って過去最高値を更新していたため、ひとまず利益を確定しようという売りが優勢になったようです。これを受けたCMEの日経平均先物は16825円と日経平均終値比94円安で引けています。
外国人は8月第1週(1~5日)に2週ぶりに日本株を売り越しました。売越額は4586億円。このところずっと売り越したり買い越したりを繰り返しています。日本株に対する運用スタンスが定まっていないからだと見られます。上場企業の業績見通しがはっきりしてくるまではこうした動きが続く可能性があります。
上場企業の4~6月期決算発表は先週で一巡しました。買い手掛かり材料がなくなった感じですが、今回の決算発表では好決算ながら売られた銘柄も目に付きました。日銀のETF買いが相場を分からなくしており、物色の流れが見えてくるまでは様子見も一法とみていますが、好決算で下げた銘柄のうち下げ止まったのも狙い目ではないかとみています。

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