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投資戦略レポート

2015年11月16日号

 上値を追う材料は乏しくなる

 東京市場はしっかりした動きになっています。先週、日経平均株価は5営業日中、4営業日で上昇、週間では331円(1.7%)の上昇となりました。13日は100円安となりましたが、12日終値は19697円と9月29日に付けた安値から2767円(16.3%)も上昇しています。日経平均の日足は5日連続で陽線になっており、基調の強さを示しています。陽線が続くのは7日連続。かつての悲観心理は大きく後退、夏場の世界株安の傷は癒えつつあるように思います。ただ相場が活況になっているわけではなく、売買代金もそんなに増えていません。中国や新興国経済への過度な不安が和らぎ、その分、戻しただけではないかとみています。
 潮目が変わったのは10月2日の米雇用統計。これにより「早期の利上げは困難」との見方が浮上し、売り方が買い戻しを急いだため、相場の流れが変わりました。ただここへ来て米利上げ観測や中国景気の減速への警戒感が再び強まり、先行き不透明感は一段と深まっています。
 発表が一巡した4~9月期決算は4~6月期の貯金で11%経常増益(対象は3月決算会社で、金融・電力、新興銘柄を除く)となりましたが、7~9月期を取り出すと前年同期並みにとどまっています。中国や新興国の景気減速懸念は残ったままで、上値を追う材料は乏しくなっています。決算を受けた売買は終了しましたので、今後は方向感の定まらない相場になる可能性もありそうです。

 好決算ながら売られた銘柄などに注目

 13日の米国株は大幅に下落しました。NYダウは3日続落し、前日比202ドル(1.2%)安の17245ドルとなり、ハイテク株比率の高いナスダック指数も5日続落し、同77㌽(1.5%)安の4927で取引を終えています。世界景気の先行き不透明感から欧州株や原油相場の下落が続き、投資家心理が悪化したことが重荷となったようです。朝方発表の10月の小売売上高が前月比0.1%増と低調だったため、年末商戦が期待ほど盛り上がらないのではとの警戒感から小売り関連銘柄が売られたことも下げを大きくしました。YNダウの週間ベースの下落幅は665ドルと7週ぶりの大きさとなっています。これを受けたCMEの日経平均先物は大阪取引所終値比235円安の19395で引けています。今週はこれにサヤ寄せする形の始まりとなりそうです。
 外国人はここへ来て日本株を売り越したり買い越したりしています。11月第1週(2~6日)は1318億円の買い越しで3週連続の買い越しとなっています。9月第5週までの8週間で4兆円超も売り越していましたので、その修正と考えられます。中国景気への過度な悲観が和らいだことが背後にありますが、決算発表で中国が及ぼす影響の度合いが見えてきたことも投資家心理の改善につながっているのではないかとみています。とはいえ今後も買い越しが続くとはみていません。言えることは売りすぎた向きの買い戻しなら充分期待できるということだけです。
 日経平均は9月29日の安値から16%強上昇した水準にあります。ここまで上昇すると一段高を期待するよりは調整の方が気になります。世界景気の先行きには一段と不透明感が増しています。いまは様子を見極めるときでしょう。今回の決算発表では好決算でも売られる銘柄が目立ちました。機関投資家など大口が格好の売り場と判断したからだと思いますが、そうした銘柄を吟味して狙うのも一法ではないかとみています。

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