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投資戦略レポート

2014年6月2日号

 流れが変わる

 相場の流れが変わってきました。日経平均株価は22日から6日続伸、先週は週間で170円(1.17%)の上昇となりました。上昇幅は大したことはありませんが、先々週末に大幅高した後だけに基調の変化を感じさせるものでした。TOPIXは先週末まで7日続伸となっており、21日比4.43%の上昇となっています。日経平均株価は今年に入って毎月、下げていましたが、5月は初めて上昇。先行きに期待を抱かせる動きとなっています。
 前週号で「下値不安が和らぐ形となりつつあります」と指摘しましたが、それが裏づけられた形。反転の勢いはまだ弱いものの、投資家心理は徐々に改善しています。投資主体別売買動向をみると、外国人売りに一巡感が出ているなか、国内年金資金の買いが戻りがけん引した格好になっています。下値不安が後退したことで売り方の買い戻し入り始めたことも戻りに輪をかけたようです。
 上場企業(金融を除く全産業)の2014年3月期決算は12.6%増収、36.1%経常増益と好調なものでした。増収率は過去10年で最大、経常利益はリーマンショック前の最高益に迫る水準まで回復しています。ただ今期については不透明要因が多く、増益率は2%にとどまるとしています。例年に増して慎重な予想になっている可能性が大きいように思いますが、この予想では一段高を期待する困難です。ただ、市場のムードが好転しているため、外部環境次第では急反転の可能性も出てきたのではと考えています。

 ここは買いを考えるところ

 30日のNYダウは続伸し、前日比18㌦(0.1%)高の16717㌦と過去最高値を更新しました。最高値更新は13日以来、約半月ぶり。最近発表の経済指標は強弱まちまちの内容でしたが、景気が緩やかながら回復するとの期待を背景に、引けにかけて買いが優勢となったようです。ただ来月発表される5月の雇用統計を見極めたいとのムードも強く、基本的には前日終値を挟んだ動きでした。ハイテク株比率の高いナスダック指数は同5㌽(0.2%)安の4242。アップルやフェイスブックなど時価総額の大きい銘柄の一角が下落したことが響きました。
 かつてのような売りは一巡していますが、外国人はこのところ日本株を買い越したり売り越したりで、明確な要旨スタンスを持っていないような売買を繰り返しています。アベノミクスに対する関心が薄れてきたことが背景にありますが、消費増税後の企業業績が読めないことも買いを手控えさせる一因となっています。外国人が買い越しに転じるとすれば日本企業の「増益基調に変化なし」と判断したときからではないかと見ています。
 前週号で「相場の流れが変わってきたように思いますので、ここは買いを考えるタイミングではないかと思います」と指摘しました。その可能性はより強まっていますので、ここは動くときでしょう。テクニカル的にはそろそろ一服したい局面ですので、銘柄選別には注意が必要です。今回の決算発表では、地合いが悪すぎたため良好な決算を発表しても評価されなかった銘柄が多かったように思います。そういう銘柄が狙い目ではないかとみています。その場合、下値リスクの乏しい銘柄というのが条件となります。
なお次週6月9日号はお休みさせていただきます。

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