ログイン

お試し入会

銘柄相談

株式投資はSBI証券

投資戦略レポート

2013年7月8日号

 短期的な過熱感が気になるところ

 東京市場はまだ不安定な状況から抜け出してはいませんが、市場の雰囲気は随分変わってきたように思います。先週号で流れは変わりつつあるように思いますと指摘しましたが、それがさらに強まった感じです。先週、日経平均株価は632円(4.632%)上昇しました。終値は14310円と6月13日に付けた安値から1864円(14.97%)上昇したところで引けています。フシ目の25日線や75日線を大きく上回ってきましたので、チャート的には6月13日につけた12445円で底入れした可能性が一段と強まってきました。
 今回の相場急落の原因は色々ありますが、その最大のものは日経平均の異常すぎる上昇だったと思います。日銀が異次元緩和を発表する前の4月13日の株価は12635円でした。それがわずか1ヶ月半で15627円まで2993円(23.7%)も上昇、暴落した5月23日の前場にはあと57円で16000円という場面もありました。今回もこれに並ぶ上げ方になっています。 
 強気相場のときの調整は通常、上げ幅の3分の1押し程度で済みます。6月13日の12445円を大底と考えると、今回は上昇幅6963円(80.36%)の半値押し(12145円)水準から300円上昇したところで底を入れたことになります。3分の1押しの13308円前後で下げ止まらなかったのは上げ方が半端でなかったということでしょう。
 ただ相場がここまで戻すと短期的な過熱感も気になります。相場が一度、壊れたれたわけですから、底入れしたとしても一本調子で上昇が続くはずはありません。底入れ後の最初のリバウンドは終りに近付いてきたと捉えた方がいいかもしれません。ただこれから2回目の調整が来て2番底形成の動きとなったら、積極買いでもいいのではないかとみています。

 下げ止まった銘柄や調整一巡感が出た銘柄などが狙い目

 5日の米国株は大幅高となりました。NYダウは前日比147ドル(1.0%)高の15135ドルと2週間ぶりの高値となり、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同35ポイント(1.0%)高の3479と2週間ぶりの高値で引けています。6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比19万5000人増と市場予想(16万人程度)を大きく上回ったため、景気回復観測が強まり、買いが優勢となりました。雇用統計を受け長期金利が上昇、円安・ドル高が進み、CMEの日経平均先物は14440円と大証終値比100円高で引けています。今週はこれにサヤ寄せする形で始まりそうです。
 海外勢の日本株買いは途切れていません。このところ時たま売り越しになる週もありますが、昨年10月からの累計買越額が10兆円近くになっているので、利益確定売りや銘柄入れ替えなどで売り越しになる週が出てくるというのが実態でしょう。6月第4週(24~28日)の買越額は4151億円と前週の487億円から大きく膨らみました。今回の上昇相場に乗り遅れた長期投資家が市場が落ち着きつつあると判断し、買いを入れてきた可能性があります。これまでは短期資金主導の上昇でしたので、先行きに繋がる動きではないかと思います。
 基本的な上昇相場は変わっていないと考えていますが、これだけ相場が下がったら萎縮した投資家心理は簡単には改善しません。これからは全体的な底上げはなく、買われる銘柄とそうでない銘柄が鮮明になってくるとみなければなりません。ただ東京市場は底入れした可能性が一段と強まってきましたので、下げ止まった銘柄や調整一巡感の出た銘柄などは狙い目ではないかとみています。短期的な過熱感も強まっていますので株価の位置には要注意です。

↑ページTOPへ

ご注意!!

当社の名をかたって未公開株などの販売を行う業者の存在が確認されています。
当社は未公開株の販売は行っていません。またパンフレットを送って契約を取り付けるような営業も行っていません。
ご注意ください。

投資情報の重要性

苦情処理・紛争解決体制