見通しコメント NEC(6701)
NEC(6701)
ことしの「本命株」の一つと日経紙に出ていました。ここはもう少し持続で!
小幅続落。紹介時の株価(4505円)は10%超上回っていますが、ここはもう少し持続です。
業績は様変わりで改善しています。
9月中間期は売上高1兆4489億円(前年同期比8%増)、営業利益468.56億円(同238%増)と四季報予想(売上高1兆3700億円、営業利益230億円)を大幅に上回るものでした。
通期業績は売上高2兆9500億円(同1%増)、営業利益1100億円(同88%増)を変えていませんが、四半期ベースの営業利益は第1Qの54.17億円から第2Qには414.39億円に急増しています。季節性があるとはいえ様変わりの改善です。
通信事業が主力で収益構造は下期集中型。そのため通期では大幅な増額修正となる可能性大です。
会社資料には「上期は全セグメントで増益を達成。上期は想定以上の増益となったが、通期計画に対しても上振れを目指す」との力強いコメントが出ていました。このことからも大幅上振れは必至だと思います。
NTTドコモ向けに5G基地局の出荷を始めており、楽天モバイルから5G基地局も受注しています。5G関連を中心に来期は一段の拡大が期待されます。
5G関連では富士通より圧倒的に強いのに、上期が大幅減益で通期を増額修正した富士通が高値に進む一方、修正しなかった同社は売られる動きになっていました。
それが修正されつつあります。
信用倍率は6.06倍と買い長で買い残が187万株ありますが、「貸し株」が230万株超出ています。需給は良好。
売り方は買い戻さざるを得なくなっています。
(株価4970円-60円) 見切りライン4219円