見通しコメント Kudan(M4425)
Kudan(M4425)
業績は好調なのに大きく売られ上場来安値まで下げています。ここは持続で!
小幅続伸。
紹介時の株価(9240円)を下回ってしまいましたが、ここは持続で対処してください。
物色の順番が回って来ないだけだとみています。
9月中間期は売上高1.98億円(前年同期比38%減)、経常利益▲2百万円(前年同期は2.03億円の利益)と大幅減収となり赤字転落となりました。
ただ通期業績は売上高6.50億円(同72%増)、経常利益2.13億円(同106%増)と従来予想を変えていません。
2018年12月のIPO銘柄で過去のデータはあまりありませんが、業績は大きく変動しています。
前上期は売上高3.21億円で経常利益は2.03億円、下期は売上高0.55億円で経常利益は▲1.00億円と赤字になっていました。売り上げの凸凹も凄いものです。
会社資料をチェックしたのですが、今上期が不振とは一言も出ていません。今後幅広い産業での応用と普及を見込んでいるとか、高成長を期待させるような強い文言に溢れる内容でした。
業績は四半期ごとに山谷があるようです。
同社はコンピューターの「眼」に相当するAP(人工知覚)を専門に研究開発しており、そのソフトをライセンス化して提供しています。APはコンピュータの「脳」に相当するAI(人工知能)と相互補完するDeep Tech(深層技術)で、この2つがロボットなど様々な機械を自律的に機能させる技術となります。
会社資料には成長性が極めて高い自動運転領域、モバイルセンサー領域、デジタルマップ領域や、一度採用される技術が広範囲かつ爆発的に広がる半導体・センサー領域を中心に事業開発を進めていくと出ています。
今年3月高値からの下落率はこれ以上は下げないとされる「半値八掛け二割引き」を下回る70%超に達しています。
売りたい向きはほとんど売っており株価はもう下げなくなっています。
(株価8530円+30円) 見切りライン7429円