見通しコメント JMホールディングス(3539)
JMホールディングス(3539)
コロナ禍が業績を予想以上に押し上げています。最高益更新に弾みが付く公算大です!
続伸の動きです。紹介時の株価(2757円)を4%超上回っていますが、ここはもう少し持続です。
会社資料を読んで「業務スーパー」を展開している神戸物産(3038)と同じコンセプトの会社だと思いました。違うのは肉を中心に展開している点だけ。
主力は都内を中心に展開している業務用スーパー「肉のハナマサ」。業務用スーパー(業務スーパーではありません)と謳っており、現在53店舗。
このほか集客力のある大型商業施設内で子会社が「ジャパンミート生鮮館」を14店舗展開。「ジャパンミート生鮮館」を小型化したロードサイド店「ジャパンミート卸売市場」も子会社が9店展開しています。
また埼玉県東部が地盤の「スーパーマーケットタジマ」を昨年買収、うち一部店舗は屋号を「食肉卸売センターMEAT Meet」に変更。スーパーマーケット事業の店舗数は85店舗あります。
このほか外食「焼肉や満遊亭」が16店舗。
業容が多岐にわたりますが、すべて肉に関連したもので統一されています。
2020年7月期の第3四半期決算は売上高943億円(前年同期比13%増)、経常利益48.59億円(同30%増)と予想を上回るものでした。
通期業績は売上高1206億円(同6%増)、経常利益49.52億円(同4%増)を据え置いていますが、利益進捗率は92%超に達しており大幅な上振れが濃厚。最高益更新に弾みが付く公算大となっています。
コロナ禍がなかった1月中間期が売上高620億円(同10%増)、経常利益28.68億円(同5%増)でしたから、コロナ禍が食肉需要増を通じて業績を大きく押し上げたわけです。
因みに第3四半期を取り出すと売上高323億円、経常利益19.91億円と凄い業績になっています。
(株価2887円+17円) 見切りライン2379円