見通しコメント 日本ペイント(4612)
日本ペイント(4612)
11カ月も下落相場が続きましたが、底入れした可能性が出てきました。需給面からも注目されます!
小幅に続伸しています。
紹介時の株価(1175円)は上回っています。ここは持続で対処してください。
昨年11月に2796円まで上昇した後、大きく売られました。下落期間は約11カ月になります。10/12時点で見たら高値からの下落率は58%超に達していました。
それが同日の下方修正を受け、さらに下落。下落率は61.4%に拡大しました。「半値八掛け二割引き」水準(68%)には少し足りませんが、テクニカル的には売られすぎ状態となっており、十分下げたのではとみています。
その株価が反転してきました。底入れしたとはまだ言えませんが、その可能性が出てきたのではないかとみています。
10/12の下方修正は2021年12月期売上高を1兆100億円→1兆円(前期比%28増)に、営業利益を1020億円→800億円(同7%減)に引き下げるものでした。
半導体不足の影響で自動車生産が各地で想定を下回ったものの、主力の塗料を中心に売り上げはほぼ想定線を維持できるものの、原材料価格の高騰が続き、コスト削減では吸収しきれなかったから、と会社ではコメントしています。
下方修正とはいえ、営業利益は過去最高となった前期(869億円)から69億円減るだけです。
12日の下方修正で業績不安は織り込んだと思います。
株価は来年を見据えて動き出しつつあります。
信用倍率は4.30倍と買い長で買い残が110万株ありますが、「貸し株」が2280万株超出ています。大変な株数で需給面からも注目されます。
(株価1189円+5円) 見切りライン1077円(厳しく取っています)