見通しコメント ド~ン(2303)
ド~ン(2303)
「Live映像通報システム」で業績は様変わりしそうです!
その材料性から株価位置に関係なく紹介しましたが、目先の底は入れたとみています。
紹介時の株価(3600円)を下回っていますが、ここは持続で対処してください。
前回(1/20)、2回目の買いを入れるチャンスですとしました。ナンピンされた方の平均単価は3510円前後に下がっていると思います。
注目されるのは「Live119映像通報システム」。
消防や警察向けの映像通報システムです。交通事故や火災が発生した時、第1発見者はパニック状態となっているため、通報したとしても的確な状況説明が出来ず、指令センターは正確な場所や現場の状況把握ができないそうです。
それを解決したのが同社のシステム。
消防・警察が通報者にスマホの「ビデオ通話」にするように依頼、通報者は消防の「LIVE119サイト」にアクセスしてビデオ通話を始めるシステムです。
救急隊や消防隊は画像から現場をいち早く特定し、映像から現場の詳しい状況も把握できるので、最適な救助・消防活動が可能になるとのことです。
「Live映像通報システム」が本格稼働しているのは神戸市消防本部(7月導入)と小野市消防本部(7月導入)、そして警察向けが兵庫県警(10月導入)の3カ所。
現在、西宮市、小野市、堺市、京田辺市、倉敷市、鹿児島市、豊田市、津市、太田市、東京消防庁などで実証試験が行われていますので、2021年度以降、導入が本格化しそうです。
地方自治体は全国に1741ありますので、その半分が導入するだけでも相当な数になります。クラウド型の利用となりますので毎月課金収入が入ってきますが、利用料金は通報件数が増えれば増えるほど高くなるとのことです。
毎年4月に1年間の利用料金を決め、それに従って入ってくるとのことです。
これに警察向けの「LIVE110映像通報システム」が加わってきます。
業績は好調。
今期は売上高11億円(同4%増)、経常利益3.33億円(同13%増)と2桁増益を予想、最高益を更新の見通しです。
前期は売上高10.50億円、経常利益2.94億円でした。このうち39%をクラウド利用料が占めています。
聴覚障害者にも対応できる「ネット119通報システム」の導入が全国の消防署で進み、その利用料が大きくなってきたからです。
予算が絡む自治体や警察本部が需要先となりますが、クラウド利用料の売上比率上昇に伴い、収益性は高くなってきます。
2017年5月期はクラウドの売上比率は30%でしたが、その時の売上高経常利益率は16.6%でした。それが前期は28.0%に高まっています。
近いうちにこの比率は5割を超えるとみられるので、凄い高収益会社として知られる存在になるのではとみています。
(株価3270円±0 ) 見切りライン2799円