見通しコメント オムロン(6645)
オムロン(6645)
出色の決算です。来期は4期ぶりの最高益更新となりそうです!
反落の動きです。
紹介時の株価(9500円)は2%超上回っています。米国株の動揺で出鼻をくじかれましたが、ここは持続で対処してください。
2020年4~12月期は売上高469億円(前年同期比5%減)、税前利益467.79億円(同10%増)と減収ながら増益を達成しました。
これを受け、通期売上高を6200億円→6450億円(同4%減)に、通期税前利益を350億円→570億円(同10%増)に増額修正、今期は一転増益になると発表しました。
サプライズの増額修正ですが、第3四半期を取り出すと売上高1683億円、税前利益204.71億円となっています。2四半期分の合計である中間期が売上高3012億円、税前利益263億円でしたから、様変わりの業績改善となっています。
会社予想では第4四半期は102億円の税前利益しか見込んでいないので、再増額の可能性も大ではないかと見ています。
過去最高益は2018年3月期に記録した833億円ですが、来期はそれを4期ぶりに更新する可能性が強まってきたように思います。
株価はこれまで「可能性」を織り込む形で上げてきましたが、それが「強まった」に変わったわけです。
「会社比強気」で「大幅増額」としていた会社四季報の税前利益予想(410億円)をも上回る見通しとなったわけですから、それを織り込む動きになってもおかしくありません。
信用倍率は0.43倍と売り長で、「貸し株」も243万株超出ています。需給は良好です。
(株価9750円-250円) 見切りライン9289円