見通しコメント インスペック(東証2部6656)
インスペック(東証2部6656)
テクニカル的に過熱状態となってきました。複数株お持ちなら少し利確するのも一法です!
予想以上の強さです。紹介時の株価(2600円)を早くも63%超上回ってきました。
テクニカル的には過熱状態となっています。
長期スタンスの銘柄として紹介しましたが、複数株お持ちなら2~5割は利確するのも一法でしょう。
下がった局面で買い戻せばOKです(ただそう下がらないかもしれません)。
今回の新製品開発で自動車部品業界の命運は同社が握った感があります。
自動車には膨大なワイヤハーネースが使われていますが、電子化の進展でそれがいま猛烈に増えています。
テスラ社の場合、ワイヤハーネスの総延長は3000メートルに及ぶとのことです。
そんな中、同社はこれまで培った技術を駆使し長尺(約6メートル=大体車長に相当します)のFPCを開発しました。シームレスでそんな長さのFPCはこれまで製造不可能とされていました。
競合会社は少しあるようですが、そこは60センチ程度のFPCを繋ぎ合わせて作成しています。が、そのやり方は技術的に大きな欠陥があるとのことです。
ワイヤハーネースの世界市場は2016年で約5兆7000億円。
同社は今年2月から受注を開始し生産に踏み切る予定。このFPCができたらワイヤハーネスは6メートル程度に抑えることができます。
同社社長は10%程度のシェアが取れたら大変な収益になると控えめに話していました。
これに最も期待を寄せているのは意外なことに住友電工などの電力ケーブル会社だと杉村富生氏は話していました。
同社の製造装置を導入してハーネスを生産すればシェアは守れるからです。
業績は立ち直りつつあります。
10月中間期は売上高14.12億円(前年同期比1%増)、経常利益1.51億円(同30%増)と大幅な増益を達成。
今通期では売上高31.50億円(同%増)、経常利益2.90億円(同3%増)と最高益更新を見込んでいます。
業績拡大に弾みが付くのは2製品が立ち上がってくる来期以降となりそうです。
(株価4255円+580円) 見切りライン 無し