本日の相場についての見方です!
日経平均は昨日、2/6からの下落幅(7638円)の3分の1戻し(≒18652円)を達成しました。
それが本日は882円安となり、安値(3/19)からの上昇幅の半値押し(≒18497円)近くまで一転、売られる展開となりました。
チャート分析で相場の高値・安値を探るとき、上昇幅(下落幅)の3分の1押し、半値押し、そして黄金分割比率(目に最も快く感じられる比率)の0.618、0.382などが使われます。
相場格言に「半値戻しは全値戻し」というのがあります。
これには2つの意味があり、下落幅の半分も戻した相場は力があるわけだから元の水準まで戻る勢いがあるということと、一度下げた相場が半分も戻したら、欲張らずにそこで利益を確定した方がよい、こんな意味があります。
私は後者の方が当たっているのではないかと考えています。
新たな買いはフシを突破して上昇した段階で考えればいいと思っているからです。
予想以上に強い相場でない限り半値戻しはないので、戻してもせいぜい3分の1かそれにプラスαした水準だろうとみていました。それで昨日朝一で、「売り方のパニック的な買い戻しは24、25日で終わったとみています」とコメントしたわけです。
その通りの動きとなりましたが、昨日の急落はコロナウイルスの感染拡大を受け、小池都知事が週末の外出自粛などを要請。隣接する県でも同様の動きが広がったため、予想以上に下がった面があったとみています。ですから評価が困難で、あすの動きが重要になると考えています。
でも大底は付けたと思いますので、ここからの一段安を心配する必要はありません。
何度もコメントしていますが、株価は上げ下げを繰り返しながら下値を固めてくる、こう見ています。