信用評価損率からも東京市場は底入れした可能性大です!
きのう、引け後のラジオ日経の株式放送を聴いていたら、株式評論家の杉村富生氏が松井証券の信用評価損率が2月28日に28%になったと話していました。
マザーズ市場のことだと思いますが、これは追い証云々のレベルではなく担保が吹っ飛ぶ状態だったということです。信用で買っていた向きは投げざるを得なかったはずです。それがあの大幅安になったのだとみています。
この面からみても相場は底入れした可能性大です。
これまでそのように何度も指摘してきました。
最初は騰落レシオの記録的水準から。2番目はポリンジャ―バンドから。3番目は東証1部のPBRから。PBRは3月3日と4日、1倍すれすれの1.01倍まで低下していました。
信頼性の高い指標の4つがすべて下げすぎとのシグナルを発しているのです(他にもRSIなど底入れを示す指標はいくつもありますが、それらは感覚的なものです)。
底入れはよっぽどの時でない限り、振り返らないと分かりません。
急落やその後の乱高下を見たら本当に底を入れたか不安になってきますが、心配は無用です。考えてみてください。
多くの投資家は急落でマインドが極端に悪化しているので、少しでも損失が減ったら売ろうと考えるはずです(自分のことではなく、素人で見通しが分からない平均的な投資家がどう行動するかを考えれば分かります)。結果、少し戻したら戻り待ちの売りが出て下落、そしてまた同じことを繰り返します。
相場が上げ下げを繰り返していると下を向いていた5日移動平均線が横バイに変わってきます。その後、25日線も同じような動きになってきます。
相場が本格的に反転するのはその時からですが、底入れはある程度株価が上昇しなければ確認とはなりません。
5日線と25日線が横バイとなり上向きに転じなければ、そのレベルまで上昇しないのです。
そんなこともあって今は上げ下げを繰り返しながら底値を固めている、そんな段階と見るべきです。
ここまで下がったら下値を心配する必要はもうありません。
この文面はきょうの「注目の厳選銘柄」の前文に入れる予定でしたが、長くなったので分離することにしました。