WACUL(M4173)
業績は好調で今期も最高益更新予想。上場来安値まで下げてきたので、ここは狙い目!
マザーズ指数は昨日も5指数の中で最も上昇しました。目先の底を入れたからでしょう。相場は物色難の様相を強めていますので、当面はマザーズの中から選んだ方がいいと考えています。
本日はWACUL。ワカルと読みます。前回は見切りライン割れとなりましたが、再度の推奨。
今年2月の上場です。上場初日に付けた4780円を高値に大きく下落。4カ月以上も底練りの動きが続いていたので、そろそろかと思っていたら、また下落。
底入れはまだ確認されていません。いませんが、チャートからは9/18の1931円で入れたのではないかとみられます。高値からの下落率は59.6%。テクニカル的には売られすぎ状態となっています。
今風の事業内容がよくわからない会社ですが、会社四季報には「WebサイトをAI解析し改善提案、SEOや広告運用代行まで手掛ける。DXコンサルも」と出ています。
調べた結果、分かりやすく説明すると以下のようになります。
主力事業は「AIアナリスト」。顧客のウエブサイトがどう閲覧されているかをAI(人工知能)が分析し、目的に応じた改善策を提案しています。
コロナウイルス禍に伴い企業は対面営業の機会が減少。新規顧客の開拓方法としてサイトの重要性が一段と高まり、同社社長は「業種を問わず引き合いが増えている」と日経紙で語っています。
業績は急速に伸びており、2021年2月期から黒字化しています。規模の経済性が出始めてきたということでしょう。
2021年3~5月期は売上高2.94億円、経常利益0.67億円となっています。前年同期のデータがないため増減率は出ませんが、売上高経常利益率は22%超となっています。
中間期予想は非公表ですが、会社四季報の中間期経常予想が1億円ですから、利益進捗率は67%となります。
通期では売上高10.52億円(前期比47%増)、経常利益2.28億円(同301%増)と最高益更新を見込んでいますが、第1四半期の内容からそれに弾みが付く公算大です。
(注:決算短信を読んでも、どれがどれだけ伸びたかさっぱり分かりません。が、時代が業績を後押ししています、そんな感じの決算短信です)
相場の流れをいち早く示すパラボリック指数はずっと陰転(=売りシグナル点灯)が続いていましたが、昨日初めて陽転(=買いシグナル点灯)しました。信頼性の高い指標であるMACDも底入れの動きに変わりつつあります。
ボリンジャ―バンドもバンドが極限まで広がっていますので、今後の動きはこれまでとは変わったものになるはずです。
底入れはまだ確認できていませんが、上場来安値まで下げてから下げ止まる動きに変わっています。
マザーズの環境が好転してきましたので、ここは狙い目と見ます。
(23日株価2091円+70円) 買いゾ~ン2200円まで 見切りライン1930円