銘柄を絞ってのナンピンが最良の投資手法だとみています!
今回の下落は歴史に残る急落です。
これまで何度もお伝えしてきましたが、①騰落レシオは見たこともない40.11%まで低下、②VIX指数は82.6と過去最高を記録、③PBRは0.82倍とリーマンショック時に並ぶ水準まで低下、③東証1部のほぼ8割の79.4%が3/13に昨年来安値を更新(2166銘柄中1721銘柄)、④マザーズ市場の信用評価損率が3/16時点で46%(ラジオで言っていましたが、49%だったかもしれません)に上昇。
④の信用評価損46%というのはとんでもない数字です。100万円買っていたら損失が46万円。担保の2倍建てていたら担保が吹っ飛ぶ水準ということです。
かつてなかったことです。
リーマンショック時は9/12から10/27までの28日間で41.4%下落しました。今回は2/20から昨日までの17日間で31.20%下落(今回はザラ場ベース)しています。
下落率はその時ほどではありませんが、当時は需要が蒸発するという状態だったのに今回は恐怖感からの下げです。感染が拡大し世界経済が崩壊するとの懸念から売られている面もありますが、それはもっと先にならないと分かりません。
いまはそこまで心配する必要はないと思います。
昨日のNYダウは306ドル安まで下げてから1355ドル戻して引けています。終値は前日比1048ドル高。
NY市場もどこで底を打つかが焦点となっていましたが、こういう局面ではなぜかフシ目でいつも山谷を付けます(信じられませんがこれは本当です)。20000ドル、19000ドル、18000ドル、若しくは19500ドルなどです。
昨日は2万ドルをちょっと割ってから切り返して来だだけに目先の底を入れた可能性があります。なんせ2/12の直近高値から32.7%も下落しているのですから…。因みに日経平均の下落率は2/6の直近高値から昨日の安値まで31.7%です。
昨日のVIX指数は75.91に低下しています。
世界各国が全力をあげてコロナウイルス対策に取り組むことになったので、不安心理は徐々に収まって来ます。
不安定な状態はもう少し続くと思いますが、マーケットもそれを映した動きになるはずです。
チャートを見たら買いたい銘柄がゴロゴロしていますがが、今は銘柄を絞ってナンピン買いするのが最良の投資手法だと見ています。
きのう北陸電力の見通しコメントを書きましたが、なんと50年来の安値まで下がっています。