JVCケンウッド(6632)
様変わりの業績改善です。会社再生に光が差してきたようです!
決算をチェックしていてびっくりしました。
2020年4~12月期は売上高1948億円(前年同期比11%減)、営業利益20.58億円(同51%減)、税前利益19.72億円(同44%減)と減収減益となっていました。
通期業績は売上高2600億円(同10%減)、営業利益20億円(同51%減)、税前利益8.50億円(同70%減)を据え置いていましたが、様変わりの業績になっていることがすぐ分かりました。
9月中間期が売上高1176億円、営業利益▲33.52億円、税前利益▲36.05億円でしたから、第3四半期は売上高772億円、営業利益54.10億円、税前利益55.77億円となります。まさに急回復。様変わりの改善となっています。
会社資料をチェックしたのですが詳細な説明はありません。ただ、これまでのオーディオ、車載関連事業はコロナ禍もあっていまいちな内容だったが、DX(デジタルトランスフォーメーション)事業が急成長したことが主因ということは分かりました。セグメント利益は前年の5.86億円→15.80億円に拡大したと出ていました。
コスト削減効果も業績改善に寄与していますが、今回の決算を受け、会社再生の先行きに光が差したのではないかと思います。
日足チャートを見たら買いにくい局面ですが、株価の中期トレンドを示す週足チャートは買いたくなるようないい形になっています。
株価が低位なこともあり、ここは狙い目と判断しました。
信用倍率は2.46倍とやや買い長で買い残が212万株ありますが、「貸し株」も115万株超出ています。需給に問題はありません。
なおPTSは184円+10円(5.75%)、出来高15100円となっています。
(29日株価174円-3円) 買いゾ~ン200円まで 見切りライン131円