東レ(3402)
リーマンショック時の何倍も利益が出ているのにその時以下の水準まで売られています。下はないと思いますので、ここは狙い目でしょう!
きょうの引け後から決算発表が始まります。来週から決算プレーが始まりますので、きょうは様子を見ようと思っていたのですが、いい銘柄が出たので紹介します。
東レです。きのう「ブログ」で書いていて、これは紹介しなければならないと思った銘柄です。
昨日の日経新聞に業績の悲観的な記事が5段抜きで出ていました。新型コロナの直撃で中国にある繊維や樹脂の製造拠点を止めた。これにより2020年3月期の連結営業利益を1450億円から1300億円(前期比8%減)に下方修正した。
コロナの感染が深刻なイタリアでは自動車の内装材や家具などに使う人工皮革の工場を停止した。衣服やエアバッグ向け繊維を生産する中国拠点は稼働を再開したが、欧米の工場は停止が続いている。
ボーイングの生産ペースも懸念材料。航空機向け炭素繊維はコロナ問題が深刻化する前に在庫調整が一巡していたが、ボーイングの減産が続けば業績に影響する可能性がある、などなど。
この内容では株価は上がらないだろうと思っていたら、意外にも上がったのです。
2020年3月期の連結営業利益が1割減の1280億円程度になったようだとも報じていたので、これ以上は悪化しないと受け取られたからではないかと見られます。
過去最高益は2018年3月期に記録した1564億円ですが、それからみてもそんなに悪化しているわけではありません。
しかし株価はリーマンショック後の安値(423円)を下回る水準まで下がっていました。
因みにリーマンショック直後の業績は2009年3月期が売上高1兆4715億円、営業利益360億円。2010年3月期は売上高1兆3596億円、営業利益401億円でした。
それに対し2020年3月期は売上高2兆2500億円、営業利益1280億円です。今期予想は分かりません、利益水準は全然違います。
その意味でここは習い目でしょう。
信用倍率は8.45倍と買い長で買い残が606万株ありますが、「貸し株」も1818万株超出ています。
需給は良好です。
短期ではなく中長期スタンスの銘柄です。
(23日株価477.5円+25.0円) 買いゾ~ン499円まで 見切りライン426円