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注目の厳選銘柄

日本アジア投資(8518) 

 底入れ反転の動きとなってきたようです。同社は独立系のVC(ベンチャーキャピタル)。投資先企業を上場させて収益を上げるビジネスを国内、中・韓、東南アジア、北米で展開しています。世界的な景気後退からIPOを取り巻く環境は悪くなっていますが、いまの株価はそれでは説明できないくらいの凄い水準まで売られています。
 1999年の上場来高値からの下落率は実に97.2%。店頭から東証1部に上場変更した今年7月以降でみても下落率は89.8%に達します。こうした強烈な下落を演じたのは今年8/29に投資先(投資金額55億円)のりんかい日産建設が経営破綻したことが響いたのではないかと思われます。投資先の破綻がその後の歴史的暴落で投資家の不安心理を煽り、売りが売りを呼ぶことになったからではないかとみられます。
 10/31に今3月期は営業収益191億円(前期比11%減)、経常利益▲124億円(前期は43億円の黒字)、純損益▲150億円(同15億円の黒字)になるとの大幅下方修正を発表しました。投資先の破綻、キャピタルゲインの減少、景気低迷が長引くと考え引当金を大目に積み増したことなどが原因です。ただ来期はV字回復にはならないものの、黒字は確保できるだろうとも語っています。
 PBRは0.19倍といつ倒産してもおかしくない水準にありますが、1株純資産は465円もあります。自己資本は548億円。これから今期の予想最終赤字150億円を差し引いて計算しても1株当たり純資産は331円になります。それで計算したPBRは0.28倍。新興不動産会社のように破綻する可能性は乏しいので、いまの株価は明らかに売られすぎです。会社側でも信じられないくらいの水準まで売られたとの見方をしています。
 31日に大幅下方修正を発表しても下げなかっただけに株価は予想される悪材料をすべて織り込んだと見ていいのではないでしょうか。10/22付け大量保有報告書でフィデリィティ投信が持株比率を12.45%から13.98%に高めていることからも狙い目は大と思われます。(株価93円+19円 見切りライン60円)

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