全研本社(M7371)
業績は好調で最高益更新見通しなのに、株価は上場来安値圏まで下げています!
きょうは好決算を発表したのに売られた全研本社です。
ネット広告コンサルやサイト制作・運用、企業向けの語学研修や英会話スクール事業が2本柱で年6月のIPO銘柄です。
株価は上場来安値圏で推移しています。
個人投資家は損失が大きく身動きが取れなくなっているのがここまで下げ要因ではないかとみています。昨日のラジ日経が松井証券のマザーズ銘柄の信用評価損率が34%になった放送していました。先週末時点か14日時点かはっきりしませんが、信じられない損率です。買っても買っても下がる(≒買って決済して買って決済してという意味です)、こんな状態になっているのではないかとみられます。
そんな状況ですから、今は底入れしたとみられるもの以外は買えません。
そんな中、好決算を発表しました。
2021年12月中間期は売上高38.81億円(過去データがなく比較できず)、経常利益13.04億円(同)と出色の内容。事前の予想が売上高37.42億円、経常利益9.99億円でしたので予想以上の決算でした。
通期業績は売上高73億円(同18%増)、経常利益17.62億円(同33%増)を据え置いていますが、利益進捗率は73%超。10~12月期が売上高7.61億円、経常利益7.61億円となっていることからみても、最高益更新に弾みが付く公算大です。
同社株は決算を好感して11月に「窓」を開けて急伸した経緯があります。
業績はその時より一段と良くなっていますが、株価は逆に上場来安値圏まで下げています。
テクニカル的には売られすぎ状態となっていました。株価の流れをいち早く映すパラボリック指数は2/1以来陽転(=買いシグナル点灯)が続いており、MACDも1月末に底を入れた形になっています。
トレンドは変わりつつあります。
信用買い残は74万株と過大ですが、「貸し株」も10万株超出ています。商いが膨れたときは20万株超出来ていましたので、需給面には問題はありません。
なおPTSは出来ずとなっています。
(15日882円-32円) 買いゾ~ン950円まで 見切りライン809円