ヴィスコ・テクノロジーズ(東証2部6698)
高値から91%下落した後、反転しようかという動きになっています。業績は堅調。実態は高収益会社です。こんな銘柄はめったにないと思います!
本日はヴィスコ・テクノロジーです。
説明が大変なので、詳細は会社のHDや2019/1/11の「注目の厳選銘柄」をご覧ください。
2017年12月のIPO銘柄です。生産ライン向けの外観検査装置が主力のファブレス企業で、AIを駆使した画像処理技術に抜群の強みを持っています。
公開当日の12/13は寄らず、その翌日に公開価格(4920円)の3倍の15000円で寄り付いた後、さらに上昇、8.9倍の43900まで買われました。
凄い話題となっていましたので、記憶されている方も多いかと思います。その時はAIロボットが囲碁でプロ棋士を破ったことが話題となり、AI人気が盛り上がっていました。それが9倍まで押し上げたとみています。
その後、1:8の株式分割などを発表しましたが、効果なく急落、今年3月には500円まで売られました。高値からの下落率は90.9%。10分の1以下になっています。
こんな会社は多くがダメになりますが、同社は復活しそうです。株価こそ10分の1になりましたが、業績はずっと堅調でした。期待したほど伸びなかったことが500円まで下げた要因だとみています。
業績は堅調。
2020年4~6月期は売上高8.30億円(前年同期比27%増)、経常利益1.05億円(前年同期は▲0.13億円)と大幅増収となり黒字浮上しました。
会社資料を読んでも詳細は分かりませんが、5G関連の検査装置が特に伸びたようです。
会社資料には…
コロナの影響で営業活動が制限され、顧客企業の設備投資延期、遅延などもあって厳しい環境が続いていますが、5G関連設備投資を中心に国内外のユーザー層が拡大した、とだけ出ています。
通期業績は合理的な算定が困難として未定としていますが、会社四季報は今期業績は売上高35億円(同0.8%増)、経常利益4.30億円(同1.2%増)と微増収・微増益になると予想しています。
この環境下で増収益を達成すること自体凄いことですが、注目されるのはその収益性。売上高経常利益率は10%を大きく超えています。
株価はこの決算(8/6発表)を受けて一段と下落したため、「未定」からくる業績不安は織り込んだとみています。
このところの動きはトレンド転換したかのような動きになっています。パラボリック指数は陽転10日目でMACDも底離れをうかがわせる動きになっています。
本日は3日続伸の反動が出る可能性がありますが、ここは狙い目でしょう。
信用買い残は36.1万株ありますが、「貸し株」も7.8万株出ています。出来高を考えたら需給に問題はありません。
なおPTSは昨日終値比23円高の2107円、出来高200株となっています。
(7日株価1084円+50円) 買いゾ~ン1200円まで 見切りライン928円