ラクト・ジャパン(東証プライム3139)
業績は予想以上。食糧危機関連の見落とし銘柄です!
きょうはラクト・ジャパンです。決算を見て銘柄無しから紹介することにしました。
乳製品を主体とする食品専門商社です。
5月中間期売上高を615億円→697億円(前年同期比32%増)に、経常利益を13.50億円→16.60億円(同17%増)に増額修正し、通期売上高を1260億円→1400億円(同26%増)に、通期経常を29億円→31億円(同15%増)に引き上げました。
これにより中間期は増益に転じ、通期では2期ぶり最高益を更新する見通しです。
会社資料をチェックしたら、
第2四半期(2022年3月~5月)以降はコロナ感染状況の落ち着きとともに行動制限が緩和され、業務用食材の需要が戻り基調となったことから、乳原料・チーズ部門の販売数量が増加しました。加えてコロナ禍以降続く乳製品需給のひっ迫や、ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の不安定化などを背景に乳製品原料の国際市況が高騰、さらには円安の進行により販売単価が上昇したことなどから、売上高は期初想定を上回る見通しとなりました。
アジアにおいても行動制限の緩和、インバウンドの受入れ再開などにより乳製品に対する需要は回復傾向となりました。乳原料販売部門では現地需要の回復に加え、乳製品在庫調整特別対策事業による日本からの乳製品の輸出販売もあり、販売数量が伸長。また、乳製品の国際市況高騰を背景とした販売単価の上昇と円安進行により…(以下略)と出ていました。
要はコロナ収束に伴う食品関連の需要の増加と食糧危機による市況高騰の恩恵を受けているということです。
となれば市況高で再増額の可能性も十分。
今回のウクライナ戦争では見向きもれませんでした。見落とされていたのでしょう。
株価は年初に急落した後、底値圏でもみ合っています。
もみは5カ月以上になりますので、そろそろ反転しておかしくありません。
PERはたった9倍でPBRは1.05倍です。
信用倍率は1.27倍と接近しており「貸し株」が18万株超出ています。需給は良好です。
なおPTSは2280円+202円(9.72%)、出来高200株となっています。
(なお制限値幅は500円です)
(5日株価2078円-13円) 買いゾ~ン2560円(S高の18円下です)まで 見切りライン2077円