シノプス(M4428)
来月から始まる2021年12月期はV字回復見通しです。上場来安値圏まで下げたここは狙い目!
きょうはシノプス。
2018年12月のIPO銘柄です。前回(10/7推奨)は見切りライン割れとなりましたが、目先の底は付けたとみられます。
昨年5月の高値から大きく下げたのはコロナ禍で業績が大きく悪化したからですが、業績面での最悪期は過ぎたとみています。
小売業向けに需要予測型の自動発注システムを手がけています。
コロナ感染症の拡大で商談の遅延や停滞があったため、6月中間期は売上高3.42億円(前年同期比5%減)、経常利益▲1.13億円(前年同期は▲0.11億円)と減収・赤字幅拡大となりました。
1~9月期も売上高4.92億円(同27%減)、経常利益▲1.71億円(前年同期は0.94億円)と赤字が続きました。
ただ第3四半期を取り出すと売上高1.50億円、経常利益▲0.58億円となっており、赤字幅はやや縮小しています。
小売業向けが主体なため、通期業績予想は未定としていましたが、中間決算を受け、売上高10億円(同7%減)、経常利益0.33億円(同88%増)見通しと発表しています。
今回の第3四半期決算でもこの見通しは変えていません。
小売業の株価は一部を除き冴えませんが、底割れするような状況ではありません。
業績が極限まで悪化したわけですから、今後は徐々に良くなるはずです。ワクチン開発効果も出てくるでしょう。
来月から始まる来期はV字回復する公算大です。会社四季報の来期経常予想は2.30億円となっています。
下値リスクは乏しいため、ここは狙い目でしょう。
信用買い残が22.7万株ありますが、「貸し株」も35.8万株出ています。需給は良好です。
(8日株価1660円+117円) 買いゾ~ン1750円まで 見切りライン1525円