きょうは様子を見たいと思います
決算プレーが終わったので物色動向に変化が出てくると思いますが、きょうはどういう銘柄が買われるか様子を見極めたいと思います。
日経平均は3万円台を回復し1990年8月以来の高値に進んできましたが、新高値更新銘柄数は15日が113、昨日は100しかありません。日経平均への影響が大きい値がさ株中心の一極集中型の相場になっているのが原因です。上がっている銘柄がさらに買われていますが、こうしたことがいつまでも続くはずはありません。
が、新しい動きはまだ出ていません。
これまで何度もコメントしてきました。
「かつて経験したことのないことが世界規模で起こっている」ので、今回は過去の経験則がまったく通用しない相場になるだろうと。だから空売りだけは絶対ダメだといってきました。
いま市場にはお金が溢れています。記録的な金融緩和で行き場がないので、最近ではそれがビットコインなどにも流れ込んでいます。
かつて経験したことのない「低金利」と世界規模での「財政発動」。
この2つだけでも相場は急騰しますが、今回はこれに「景気回復期待」が乗かっています。ワクチン接種が進みコロナはいずれ収束する、そうなれは通常の経済活動に戻れる-そんな期待からですが、それは単なる期待ではなく「強い」期待になっているのです。
それが今の行き過ぎのようにも見える相場を演出しています。
そんな状況ですから、きょうはゆっくり様子を見たいと思います。